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令和6年4月1日から下水道使用料を改定します

更新日:2023年06月21日

どうして、使用料改定が必要なのでしょうか?

桶川市では、昭和56年の下水道供用開始以来42年間、経営の基本方針として効率的な下水道経営による経費節減を最優先とし、下水道使用料の改定を一度も行なわずに下水道サービスの提供に努めてまいりました。

しかし、現実には下水道使用料収入のみでは下水道サービスにかかる費用をすべて賄えないために、福祉や教育など基本的な行政サービスを担う一般会計の予算から毎年約2億円もの赤字補填としての補助を受けて経営している状況にあります。これは、汚水1立方メートルを処理するために、下水道使用料のほかに約48円の税金を赤字補填として使っていることになります。

このような状況の中、これからの下水道事業は、少子高齢化社会による人口減少や節水機器の普及などから水需要が減少することによる使用料収入の減少が見通され、更にこれまでに整備した下水道施設が次々と耐用年数を迎えることによる施設更新費用の確保に努めなければならないという課題に直面しております。現時点の試算では、今後50年間に要する施設更新費用は数百億円規模と見込んでおり、経営環境は厳しさが増しています。現在の状況が続いた場合、下水道事業の経営が困難となり必要な施設更新工事等ができなくなることから、耐用年数の過ぎた施設等の破損により汚水処理に支障が生じるおそれがあります。

こうしたことから、赤字補てんを解消し健全な事業継続のため、令和6年4月1日から下水道使用料を改定することになりました。

新型コロナウイルス感染症等の影響により、先行きが不透明な社会情勢の中ではありますが、将来にわたり安定的に汚水処理を行うため先送りは難しい状況ですので、下水道使用者の皆様には、何卒、御理解と御協力を賜りますようお願い申し上げます。

改定までの経緯

1.桶川市公共下水道事業経営戦略の策定

下水道事業を営む公営企業が、市民の日常生活に欠くことのできない重要なサービスを提供する役割を担っており、将来に渡っても下水道サービスの提供を安定的に継続することが可能となるよう、投資及び財源を予測し、経営健全化や財源確保の対策を整理する「桶川市公共下水道事業経営戦略」を令和3年3月に策定しました。

2.桶川市公共下水道事業審議会における審議

令和4年6月に学識経験者や受益者である市民で構成される桶川市公共下水道事業審議会へ「持続可能な桶川市公共下水道事業運営のための使用料適正化について」諮問し、6回の審議を重ねました。

3.条例の改正

桶川市公共下水道事業審議会の答申を受け、「桶川市下水道使用料条例の一部を改正する条例」の議案が、令和5年桶川市議会第1回(3月)定例会において可決されました。

新料金表について

※下水道使用料は、2か月に1度ご請求しています。(2か月分をまとめて一括ご請求)

 

【例(モデルケース)】1か月あたり(税抜き)

  1人世帯(8立方メートル)の場合   旧料金700円   新料金1,180円  480円の改定

  2人世帯(16立方メートル)の場合   旧料金1,360円   新料金2,040円  680円の改定

  4人世帯(32立方メートル)の場合   旧料金3,140円   新料金3,820円   680円の改定

(※)1か月あたり480円(最小)から680円(最大)の改定となります。(税抜き)

 

詳しくは下水道使用料計算方法・使用料金早見表をご覧ください。

下水道使用料改定について「よくある質問」

この記事に関するお問い合わせ先

下水道課 業務係
住所:桶川市泉1丁目3番28号
電話:048-788-4960(直通)048-786-3211(代表)
ファックス:048-786-9866
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