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下水道施設の更新と長寿命化対策(ストックマネジメント計画)
桶川市の公共下水道事業については、昭和48年(1973年)より下水道管の布設を開始し、まもなく標準耐用年数である50年を超える下水道管がでてくる状況となっています。このまま何も対策をしないで老朽化が進んでしまうと、下水道機能の低下だけでなく、道路陥没や人身事故など社会活動に大きな影響を及ぼす可能性があります。
そのため、下水道施設全体を一体的に捉え、計画的な点検・調査及び修繕・改築を行うことにより日常生活や社会活動への重大な影響を及ぼす事故を未然に防止し、持続可能な下水道機能の確保とライフサイクルコストの低減を図ることを目的に、ストックマネジメント全体計画を策定しました。
「修繕」と「改築」及び「長寿命化対策」、「更新」とは
修繕
故障や損傷した施設をなおし、もとの状態にもどすこと。
改築
「長寿命化対策(注1)」と「更新(注2)」のこと。
- (注1)
長寿命化対策とは、施設の使用期間を延ばす目的で、対象となる施設の一部を再建設あるいは取り換えること。 - (注2)
更新とは、対象となる施設の全部を再建設あるいは取り換えること。
管路施設
- 管の長寿命化対策とは、マンホール間の下水道管全てを内側から補強し更生することで、基本的には、地上部への影響や費用を考慮して、長寿命化を行います。
- 管の更新とは、マンホール間の下水道管全てを取り替えることで、点検・調査により老朽化が著しい(下水道管が破損している等)場合に更新(取り替え)を行います。
ポンプ場施設
- ポンプ場施設の更新とは、設備の全てを取り替えること。
- ポンプ場施設の長寿命化対策とは、施設の使用期間を延ばす目的で、設備の一部を取り換えること。
身近なものとして自転車で例えると、自転車本体の買い替えが更新で、タイヤ等の部品の取り替えが長寿命化対策です。
下水道ストックマネジメント計画
事故の防止とライフサイクルコスト(設置、維持管理、更新、長寿命化対策、処分などにかかる費用の総計)の低減を考慮した計画的な工事を実施するため、下水道ストックマネジメント計画を策定します。そのために下水道施設の点検・調査を実施し、劣化状況等から評価を行い、対策を判断します。更新と長寿命化対策のどちらで行うかは、現場条件や経済比較等から総合的に評価をして、対策を決定します。
ライフサイクルコストについて
今後、改築工事を行うにあたり、ライフサイクルコストの算定を行い、改築方法が「長寿命化対策」と「更新」のどちらが最適かを設定します。(ライフサイクルコストの算定イメージが下記となります。)
検討ケース
1.長寿命化対策を行わず、更新する場合
2.更生工法による長寿命化対策を実施し、使用期間を延ばした後更新する場合
費用比較条件(例)
・下水道管の大きさを内径200ミリメートルとする
・1スパンの延長を30メートルとする
・下水道管の埋設深さは2メートル程度とする
・1年間で1スパン(30メートル)当りにかかる維持管理費は、6,500円/年とする。
更新もしくは長寿命化対策を行った時点から、下水道管の寿命と同じ年数を評価期間として、寿命が終わるまでにかかる総額を算出し、その費用が1年間あたりいくらになるか算出します。
この場合、ケース1よりもケース2のほうが安価となることから、ケース2(長寿命化対策)を行います。
ストックマネジメント全体計画(概要版)
桶川市では、令和5年(2023年)2月に「桶川市ストックマネジメント全体計画」を策定しました。
- 桶川市公共下水道ストックマネジメント全体計画(簡易版)
簡易版(PDFファイル:188KB)
- 桶川市公共下水道ストックマネジメント全体計画(概要版)
1.表紙(PDFファイル:118KB)
2.目次(PDFファイル:25.2KB)
3.第1章_計画内容(PDFファイル:4.9MB)
4.第2章_ポンプ場編概要(PDFファイル:17.6MB)
5.第3章_管路施設編概要(PDFファイル:16.6MB)
6.裏表紙(PDFファイル:1.1MB)
- この記事に関するお問い合わせ先
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下水道課 施設・計画係
住所:桶川市泉1丁目3番28号
電話:048-788-4959(直通)048-786-3211(代表)
ファックス:048-786-9866
メールでのお問い合わせはこちら
更新日:2023年05月25日