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企画展示「里の暮らしを物語る道具たち―桶川東部地区の民具―」

更新日:2017年01月11日

概要

 大宮台地に位置する桶川市域は、かつて「野方(のがた)」と呼ばれた畑作地帯です。一方、元荒川や星川、そして利根川の流域にあたる埼玉低地は、古くから治水が行われ、「里」と呼ばれる水田地帯となっています。
 市内にあって、その東部、赤堀川と元荒川に挟まれた加納川辺、篠津、五丁台地区は、「里」の影響を強く受けた独特の生活文化を伝えています。今回の展示は、川とともに生きた人々の生活文化を、各地区の皆様から寄贈していただいた民具をもって紹介します。

民具の写真

展示の構成は、用排水路の管理など、川をめぐる暮らしと田の仕事に使われた道具を紹介し、併せて、特色ある生業として、瓦製造と藍染めについての資料を展示します。

五丁台の瓦屋の展示写真

〔五丁台の瓦屋〕 
元荒川に沿い、その自然堤防に開かれた村である五丁台地区は、瓦屋の村として知られていました。
この地で瓦を焼くようになったのは、元荒川に沿って瓦土が豊富に採れたためと言われています。

綿と藍の展示写真

〔綿と藍〕
自然堤防の多い埼玉低地は、豊かな水を必要とする木綿と藍栽培が盛んな地域でした。
元荒川に沿う市内の各地区でも木綿と藍にかかわる道具を見出すことができます。
篠津の滝沢家は、かつて藍染めを行う紺屋を営み、藍染めの資料を伝えています。

会期

平成27年11月28日(土曜日)~平成28年1月31日(日曜日)午前9時~午後16時30分

休館日:月曜日、年末年始(12月28日(月曜日)~1月4日(月曜日))

会場

桶川市歴史民俗資料館展示室

観覧料

無料

関連事業

展示解説講座「里の暮らしを物語る道具たち―桶川東部地区の民具―」

日時:1月24日(日曜日)午後14時~午後15時30分

講師:当館職員

会場:川田谷生涯学習センター

費用:無料

定員:40名

申込:1月5日(火曜日)~23日(土曜日)に電話または直接当館へ(先着順)

この記事に関するお問い合わせ先

歴史民俗資料館
住所:桶川市川田谷4405-4
電話:048-786-4030
ファックス:048-786-4031
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