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リプロダクティブ・ヘルス/ライツについて

リプロダクティブ・ヘルス/ライツという言葉を知っていますか？

リプロダクティブ・ヘルス/ライツは、「性と生殖に関する健康と権利」と訳され、1994年にカイロで開催された国際人口開発会議において提唱された概念です。1995年、世界女性会議で初めて「女性の基本的人権」として認識されました。

リプロダクティブ・ヘルス/ライツとは、すべてのカップルと個人が子どもの数、出産間隔、出産時期に関して責任をもって自由に決定でき、安全で満足のいく性生活、安全な妊娠・出産、子どもが健康に生まれ育つことなどが含まれており、女性の生涯にわたるライフステージ（思春期・出産可能期・更年期）において、生涯を通じて性と生殖に関する権利が保障されることが重要であると認識されています。

女性は、思春期には月経が始まり、その後は毎月の月経についてのトラブルなどの問題に直面します。さらに、避妊や中絶、売買春、性的虐待などの問題なども考えられます。出産可能期においては、妊娠、月経障害、不妊、育児ストレスなど、閉経期以降においては、更年期障害や骨粗しょう症などの問題が出てきます。

また、胎児を育てる子宮には、子宮内膜症、子宮筋腫、子宮がんの発生、その他乳がんの問題などがあります。

つまり、リプロダクティブ・ヘルス/ライツは、女性が生涯にわたり直面する課題に、自己決定して、自らの健康を確保することを意味します。

最近では、女性の社会進出の進展、高齢出産の増加、更年期以降の女性の増加等、女性の健康を取り巻く環境が急激に変化してきており、女性の健康を生涯支援することはますます重要になってきています。

私たちが豊かな生涯を送るための基本として「心とからだの健康づくり」は必要不可欠です。リプロダクティブ・ヘルス/ライツの概念を理解し、「自分のからだは自分で守ること」から実践していきましょう。そして、あなたの家族にもその大切さを伝えていきましょう。

参照

内閣府男女共同参画局ホームページ生涯を通じた女性の健康支援

厚生労働省ホームページ女性の健康づくり

この記事に関するお問い合わせ先: 人権・男女共同参画課人権・男女共同参画係
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