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”克”動報告(令和7年6月)

更新日:2025年05月26日

桶川飛行学校平和祈念館の企画展で職員から説明を受けている桶川市長の写真
桶川飛行学校平和祈念館企画展のボードの横で桶川市長が立っている写真

5月3日(土・祝)、桶川飛行学校平和祈念館で開催されている企画展を訪問しました。
桶川飛行学校平和祈念館は1937(昭和12年)年に熊谷陸軍飛行学校の分教場として開校し、1,500人以上の少年飛行兵が訓練した施設で、終戦間際は特攻隊の訓練施設として使用されました。
終戦後は、大陸から引き揚げてこられた人たちの住居として使用されていました。
市では令和2年に当時のまま残されていた建物を復原し、平和祈念館として開館しました。
開館から5年、戦後80年を迎える今年は、様々な企画展示や講演会を予定しており、訪問した当日は、「第二十三振武隊員が遺したもの」と題した企画展示(現在は終了)が行われていました。
第二十三振武隊とは1945(昭和20)年に千葉県の下志津教導飛行師団において12名の隊員で編成された特別攻撃隊で、隊長は桶川分教場で教官を務めていた伍井芳夫(いついよしお)さん(享年32歳)です。
今回は隊員であった清水保三(しみずやすぞう)さん(享年23歳)にスポットをあてた企画展で、清水さんが母や妹に遺した遺書や隊員たちの寄せ書きなどが展示されていました。母の体を心配し、妹の成長を案じながら特攻隊として出撃した清水さんの胸中を思うと目頭が熱くなりました。
今後も平和祈念館を通じて平和の尊さを次世代へと伝えていく大切さを強く感じました。

桶川飛行学校平和祈念館の入口で立っている桶川市長の写真
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