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大人のRSウイルス感染症にご注意ください

更新日:2024年07月30日

RSウイルス感染症とは

RSウイルス感染症とは、RSウイルスの感染によって引き起こされる呼吸器感染症です。
RSウイルスは、一般的には乳幼児の呼吸器感染症の原因として知られています。その一方で、高齢者や基礎疾患のある成人においても、RSウイルスは、肺炎などを引き起こすこともあります。

 

感染経路

RSウイルスは、主に飛沫感染接触感染です。

〇飛沫感染とは、RSウイルスに感染している人の咳やくしゃみ、あるいは会話などの際に口から出る飛沫が、口、鼻、目などの露出した粘膜に付着することにより感染することです。

〇接触感染とは、RSウイルスに感染している人との、皮膚や粘膜の直接的な接触またはRSウイルスが付着した物品などの表面を触った手指で、粘膜を触ることにより感染することです。

症状

通常RSウイルスに感染してから2~8日、典型的には4~6日間の潜伏期間を経て発熱、鼻汁などの症状が数日間続きます。
健康な成人はRSウイルスに感染しても軽症で、多くは風邪のような症状で自然軽快しますが、高齢者や喘息・慢性閉塞性肺疾患(COPD)、心疾患、糖尿病などの慢性の基礎疾患がある人、免疫機能が低下している人がRSウイルスに感染した場合は、肺炎などを引き起こし、重症化する場合があります。

治療方法

RSウイルス感染症に特化した治療薬はありません。
対症療法(酸素投与、点滴、呼吸管理など症状を和らげる治療)を行います。

予防方法

飛沫感染予防

鼻汁、咳などの呼吸器症状がある場合は、周囲への感染を防ぐためにマスクを着用するなど咳エチケットが大切です。

接触感染予防

日常的に触れる物(手すりやドアノブ、机など)はこまめにアルコールや塩素系の消毒剤などで消毒しましょう。また外出先から帰ってきた後は石鹸による手洗いをし、手を洗うことが難しい場合はアルコール製剤で手指消毒をすることでウイルスの付着を減少させることができます。

RSウイルス感染症ワクチンについて

60歳以上の方や生まれてくる子の予防を目的に妊婦の方を対象としたワクチンがあります。接種を希望される方は、直接医療機関にお問い合わせください。
なお、RSウイルス感染症のワクチンは法令に定められた定期予防接種ではないため、接種を受ける場合は任意接種となり、接種費用は全額自己負担となります。

※自由診療ですので、費用は各医療機関が設定しています。接種をご希望の方は、直接医療機関にお問い合わせください。

※本市では、ワクチンの接種費用等に対する助成は行っておりません。

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