(趣旨)

第1条　この規則は、桶川市犯罪被害者等支援条例(令和5年桶川市条例第7号。以下「条例」という。)の施行に関し、必要な事項を定めるものとする。

(定義)

第2条　この規則において、次の各号に掲げる用語の意義は、当該各号に定めるところによる。

(見舞金の額)

第3条　条例第8条に規定する見舞金(以下「見舞金」という。)の額は、次の各号の区分に応じ、当該各号に定める額とする。

(遺族見舞金の支給対象)

第4条　遺族見舞金の支給を受けることができる者は、犯罪被害の原因となった犯罪行為が行われた時に市内に住所を有していた犯罪被害者の死亡時において、犯罪行為により死亡した犯罪被害者の遺族のうち第3項の規定により第1順位の遺族となる者(以下「第1順位遺族」という。)とする。

(傷害見舞金の支給対象)

第5条　傷害見舞金の支給を受けることができる者は、犯罪被害の原因となった犯罪行為が行われた時から第9条の規定による申請を行う時までの間、引き続き市内に住所を有している犯罪被害者(同条の規定による申請を行う時において、市内に住所を有していない者であって市長が認めるものを含む。)とする。

(見舞金の支給の制限)

第6条　市長は、次に掲げる場合は、見舞金を支給しない。

(遺族見舞金の額の調整)

第7条　傷害見舞金の支給を受けた者が死亡した場合(当該傷害見舞金の支給に係る犯罪行為による被害に起因して死亡した場合に限る。)は、当該傷害見舞金の支給により遺族見舞金の一部が支給されたものとみなす。この場合において、当該死亡した者の遺族に支給される遺族見舞金の額は、第3条第1号に規定する遺族見舞金の額から、支給を受けた当該傷害見舞金の額を控除した額とする。

(遺族見舞金の支給申請)

第8条　遺族見舞金の支給を受けようとする第1順位遺族(第1順位遺族が2人以上あるときは、第4条第4項前段の規定により選任された代表者。以下この条において「遺族見舞金申請者」という。)は、遺族見舞金支給申請書(様式第1号)に次に掲げる書類を添えて、市長に提出しなければならない。

(傷害見舞金の支給申請)

第9条　傷害見舞金の支給を受けようとする犯罪被害者(第2号において「傷害見舞金申請者」という。)は、傷害見舞金支給申請書(様式第2号)に次に掲げる書類を添えて、市長に提出しなければならない。

(見舞金の支給申請の期限)

第10条　見舞金の支給の申請は、当該犯罪行為による死亡若しくは傷害の発生を知った日から2年を経過したとき又は当該犯罪行為による死亡若しくは傷害が発生した日から7年を経過したときは、することができない。

(見舞金の支給決定等)

第11条　市長は、第8条又は第9条の規定による申請書を受理したときは、その内容を審査し、速やかに見舞金の支給の適否を決定するものとする。

(見舞金の請求)

第12条　前条第2項の規定により見舞金の支給決定の通知を受けた者(次条第1項及び第14条第1項において「受給者」という。)は、その支払を請求しようとするときは、見舞金(遺族見舞金・傷害見舞金)請求書(様式第5号)を市長に提出しなければならない。

(見舞金の支給決定の取消し等)

第13条　市長は、受給者が次の各号のいずれかに該当すると認めるときは、見舞金の支給の決定を取り消し、又は既に支給した見舞金の返還を求めるものとする。

(報告等)

第14条　市長は、見舞金の支給に関し必要があると認めるときは、受給者に対し、報告を求め、及び調査を行うことができる。

(その他)

第15条　この規則に定めるもののほか、必要な事項は、市長が定める。